ガブロヴォ

工業都市でも 伝統工芸の継承とユーモアの町
Gabrovo / Габрово

 
 エタル野外博物館 入口
中世以来、布地をはじめとして手工業が盛んだったガブロヴォは、ブルガリアのマンチェスターといわれるほど工房がたくさんあり、この町に手に職がない者はひとりもいないとまでいわれいた。工業都市であり、交通のハブでもあるガブロヴォは、町なかに見所は少ないが、郊外にエタル野外博物館や、ソコルスキ修道院がある。エタル野外博物館は伝統工芸を中心にしたテーマパークだ。
またユーモアの町としても知られていて、「ユーモアと風刺の家」があり、毎年5月に開催される国際ユーモアと風刺賞に応募された、世界157の国と地域のアーティストの作品が展示されている。
 エタル野外博物館に流れる川
  
 伝統工芸品の店が並ぶ
2008年6月
町のレストランで昼食を食べて、安さとおいしさでびっくりした。その後エタル野外博物館に着いた頃には、雨が降りそうな天気になっていた。今年のバラ祭りは、雨降りが続いたそうだ。エタル野外博物館は、川のほとりに古い家が並び、金銀細工、皮革、毛織物、刺繍などの職人の工房になっている。いくつか中に入り、仕事ぶりや作品を見せてもらった。小さなしゃもじ付きの木で作った調味料入れを、7レヴァ(約600円)で買って、塩をいれて使っている。

 調味料入れ
 調味料入れを買った店
エピソード
「おいしいレストラン」
昼食は、運転手が知っているレストランに連れて行ってもらった。レストランの前で止まっている車に、納品用のマシュルームが沢山のっているのを見て、驚いた。レストランは中庭に席があり、木の傍の席に座った。ガイドがメニューを説明してくれ、サラダ、スープ、肉料理、焼きたてのパン、ビールと水、ハーブティを頼んだ。サラダはチーズがのっているショプスカサラダで、野菜がおいしかった。夫は臓物スープ、私はマシュルームスープを食べた。マシュルームスープには雑穀が入っていて、おいしい。夫は、臓物スープがすっかり気に入ったようだ。焼きたてのパンが、本当においしかった。メインはケバブチェ(細長い)と、キョフテのひき肉料理だ。デザートは取らずに、ジンジャーとレモンのハーブティを飲んだ。レストランの雰囲気もよく、とてもおいしくいただいた。清算を見ておどろいた。18レヴァ(9ユーロ)、1500円程だ。レストランの名前がわからないのが、残念だ。
 レストラン内 
ショプスカ・サラダ 臓物スープ マッシュルームスープ
焼きたてパン ケバプチェ・キョフテ 水・ビール
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